2025/08/28
01.お知らせ, 02.かなもり歯科クリニック, 15.矯 正
品川区の歯医者 かなもり歯科クリニックの歯科衛生士 隅田です。
「矯正を始めてから、歯磨きがうまくできているか不安…」
「器具に食べ物が詰まりやすくて、清潔に保つのが大変…」そんなお悩みを抱えている矯正治療中の患者様はいませんか?
矯正治療は、美しい歯並びと正しい噛み合わせを手に入れるための大切なステップです。
しかしその一方で、ワイヤーやブラケットなどの装置が常にお口の中にある状態になるため、セルフケアの難易度が格段に上がります。実際、矯正中に虫歯や歯ぐきの炎症が進行してしまうケースも少なくありません。
「せっかく矯正を頑張っているのに、逆にお口の中の状態が悪くなってしまった…」ということになれば、矯正後の満足感も半減してしまいますよね。
だからこそ、矯正中のセルフケアには、普段以上に「正しい歯みがき」が求められます。
ただでさえ手間がかかる矯正治療中に、毎日のケアを続けることは決して簡単ではありませんが、「何を意識すればいいのか」「どのように磨けばいいのか」を知っているだけでも、その負担は大きく軽減されます。
実は私自身も、半年前に矯正治療を卒業したばかりの1人です。
上顎前突を改善したく、3年3ヵ月ワイヤー矯正にて治療を行いました。
そして、その経験をもとに歯科衛生士として多くの患者様に口腔ケアのアドバイスをする立場にあります。矯正治療中に感じた不安や疑問や「こうしておけば良かった」と思ったことを、今の臨床経験と照らし合わせながら日々、患者様への指導に生かしています。
今回は、そんな私の経験をふまえて「矯正中でもきれいな口腔内を保つための歯磨き・セルフケアのポイント」を3つに絞ってご紹介します。
これから矯正治療を始める方、すでに治療中の方、そしてご家族やお子さんに矯正中の方がいらっしゃる方にも、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
なお、アライナー矯正(マウスピース矯正)や矯正中でない患者様はこちらのブログをご参照ください。
矯正治療中は、歯の表面にブラケットという小さな装置がついており、その間をワイヤーが通っています。このブラケットまわりは、食べかすやプラーク(歯垢)が特に溜まりやすい場所のため、意識的に歯ブラシを当てることが必要です。
また、歯磨きの力加減にも注意が必要です。強くこすりすぎると歯ぐきを傷つけたり、毛先が広がりプラークをこすり落とすことができず、磨き残しが多くついたままになってしまいます。
やさしく・小刻みに、でもしっかりと当てて汚れを取り除く「コントロールされた力」が大切です。
ブラッシングに自信がない方は、毛先が小さめの歯ブラシを使うと、細かい部分にも届きやすく、おすすめです。
矯正装置がついていると、「フロスは使えない」「面倒そう」というイメージを持たれがちですが、歯と歯の間のケアは非常に重要です。
実際、矯正治療後に虫歯になっている確率が高い部位は歯と歯の間です。ブラシや歯間ブラシだけでは届かない「歯と歯の接触面」にはプラークがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
そこでおすすめなのが、矯正中でも使える専用のフロスツールを活用する方法です。
【 代表的な使い方のコツ 】
・スーパーフロス(糸の前後にプラスチックが付いたもの)を使えば、ワイヤーの下をくぐらせてフロスを通すことができます。
・矯正用のホルダー付きフロスも便利で、奥歯まで届きやすく、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
毎日フロスを使うのが難しい方でも、1日おき、もしくは寝る前だけでもOK。とにかく習慣化することが大切です。
ワイヤー矯正中に見落としがちなのが、ワイヤーと歯の間にできる“すき間”の汚れ。この部分は歯ブラシでは届きにくく、プラークが溜まりやすいゾーンです。特に食後はワイヤーの下に細かい食べかすが入り込み、時間が経つと虫歯や白濁の原因になります。
そこで活躍するのが、「歯間ブラシ」。通常は歯と歯の間を磨く道具ですが、矯正治療中はこのワイヤー下のケアにも非常に効果的です。
【 使い方のポイント 】
・歯間ブラシをワイヤーの下からそっと差し込み、歯とブラケットの間を左右にやさしく動かします。
・サイズは細めのもの(4SまたはSSSサイズ)を選ぶと、ワイヤーの間にも無理なく入ります。
・力を入れすぎず、1本1本ていねいに。歯ぐきに当たる部分は、軽くなぞる程度で十分です。
また、ワイヤーの下だけでなく、矯正経過中に大きくあいた歯のすき間にも使用することで、より一層の清掃効果が得られます。夜の歯磨きのタイミングで取り入れると、1日の汚れをしっかりリセットできておすすめです。
矯正治療中は、見た目の変化だけでなく、日々の歯磨きやセルフケアにも多くの工夫と根気が求められます。装置があることで磨き残しが増えやすくなり、歯ぐきの腫れや虫歯のリスクも高くなってしまうからです。
私自身も矯正治療を受けた経験がありますが、歯科衛生士という“プロ”であっても、毎日のケアには悩みや不安がつきものでした。歯が動くたびに噛み合わせが変わり、歯磨きがしづらくなるたびに「このまま虫歯になったらどうしよう…」と心配が募りました。実際に、矯正治療中に虫歯になる夢を何度も見たほどです。
だからこそ、矯正治療中の患者様の気持ちには心から共感できますし、セルフケアへの意識が強くなることの大切さも痛いほどわかります。
今回ご紹介した3つのポイント(ブラケットまわりの歯ブラシ・歯間ブラシ・フロス)を、ぜひご自身のケアに取り入れてみてください。最初は手間に感じても、慣れてくると必ず習慣になり、治療後の“きれいな歯”を支えてくれる大きな力になります。
矯正治療中のあなたが、少しでも前向きに、そして安心して毎日のセルフケアを続けていけるように
同じ経験をした一人として、この記事がそのお手伝いになればとても嬉しいです。
私たちは、歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、 患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し、患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。 皆様のご来院を心からお待ちしております。
2025/07/24
品川区北品川の歯医者 かなもり歯科クリニック歯科助手の萩原です。
今回は歯医者さんでできる虫歯予防効果の高いフッ素の中から、ホワイトバーニッシュにフォーカスをあててお話させていただきます。
フッ素についての説明はこちらから
ホワイトバーニッシュは22,600ppmと高濃度ながら安全性が高いため米国歯科医師会(ADA)、米国小児歯科学会から推奨され成人のみならず乳児・小児に対する虫歯抑制目的にも利用されている高濃度のフッ素です。
9,000ppmのタイプと比較して約2.5倍ほど高濃度であり歯面で硬化しフッ素イオンを長時間持続的に徐放することが出来ます。当院で使用するバーニッシュは4時間、歯面に付着するようにすれば24時間フッ素に加えリン・カルシウムを徐放するとされています。
・ホワイトバーニッシュは30分程度で硬化してきます。大きな破片で取れた場合は飲み込まずに吐き出してください。
・ホワイトバーニッシュの効果を最大限に発揮するためには塗布から4時間は歯面に置くのが良いとされています。しかしながら、歯の表面に薄くコーティング剤が白く残り多少目立つことがあります。見た目が気になる場合には歯ブラシやフロスで簡単に除去が可能です。
また、施術直後に大切なご予定があり見た目が気になる方は別の種類の低い濃度のフッ素塗布を行いますので術者にご相談してください。
効果を最大限に発揮するためには施術終了後、以下の点にご注意ください。
・歯磨きや、フロスの使用は避ける(効果を最大限にするため)
・熱いもの、硬いもの、粘性のあるもの(飲料含む)を摂取しない
・アルコールの摂取は控える(アルコールを含む飲料や、マウスウォッシュ等)
・4日間、間隔をあける
Q:塗布後の食事も4時間空けないといけないですか?
A:お食事(お水も含めて)は30分ほど空けていただくとフッ素が固まってきます。30分後以降はお食事していただいて構いません。
Q:4時間以内に歯みがきをしたいのですがどうしたらいいですか?
A:効果を最大限有効にするにはホワイトバーニッシュの塗布から4時間空けていただくことを推奨しております。ただし、効果が薄まる可能性はございますが、生活スタイルやタイミングに合わせて除去していただいても構いません。塗布後すぐは歯ブラシにバーニッシュが付着するため、1時間は空けてください。
Q:どのくらいの頻度で塗布するのですか?
A:定期検診(4ヶ月)ごとに塗布することをお勧めしています。
Q:どんな味?
A:スーッと鼻に通るような香りで、味はミント味です。
Q:料金は?
A:当院では自由診療の¥2,200(税込み)です。保険の定期健診に追加して塗布を希望される方もいらっしゃいます。
一般的に9000ppmのフッ化物製剤よりも安全性が高いと言われています。その理由は、そもそも1回の使用量が最大0.5㎖と少ないことに加え、ロジン(松の木から採取される天然樹脂)によって硬化し消化器官でほとんど吸収されないと考えられています。
3~4歳児対象とした研究でも尿中のフッ化物量から推定した血漿中薬物濃度は基準を超えなかったことで安全性も確認されています。バーニッシュは1回0.5㎖が1包になっていることで誤飲など中毒、事故になるような過量摂取は起こらないとされています。
バーニッシュのアレルギーリスクはわずかだと考えられていますが、ロジンアレルギー、潰瘍性歯肉炎、口内炎、気管支喘息などを有する方は塗布を控えるよう添付文章に記載されています。また、溶媒としてエタノールが含まれている(フッ化物ではなくロジンの溶媒)ため、アルコールに敏感な場合は避けた方がよいとされています。
バーニッシュに関してご不明点がありましたらお気軽に担当歯科医師、歯科衛生士にご相談ください。取り扱いのある歯科医院を調べてみて下さいね。
今後導入予定の新しいフッ素「クリアコーティング」は塗布後15分でご飲食と歯磨きも可能です。当院では冬頃の導入予定になりますが、また改めてご案内させていただきます。
私たちは歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。皆様のご来院を心からお待ちしております。
http://kanamorisika.com/yoyaku24h/
2025/06/26
品川区の歯医者
かなもり歯科クリニックの歯科衛生士 岡澤です。
6月4日は6(む)と4(し)の語呂合わせで、「虫歯予防デー」とされています。
みなさん、虫歯予防で効果的な『フッ素』というものをご存じでしょうか?
よく耳にされる事はあるかと思いますが、フッ素がどのように虫歯を予防するのかはあまり知られていないのではないでしょうか。
今回は虫歯予防に効果的な『フッ素』の作用についてお話させていただきます。
フッ素は自然界に存在する健康維持に重要な微量元素で、水や食物・土壌などにも含まれています。微量ですが人体にも存在しています。
実は元素のフッ素単体は猛毒で、とても危険です。
しかし、歯科やお口のケアに使用されるフッ素は濃度が調整されているフッ素なので適切な量の使用であれば害はないです。
歯のエナメル質を修復し、酸に強いフルオロアパタイトという結晶に置き換えます。これにより歯をより強くし酸によって溶けにくくします。
虫歯の初期段階で発生する脱灰(歯が酸によって溶け出すこと)を修復し、再石灰化(歯が修復されること)を促進します。
虫歯菌が産生する酸を減少させ、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。
我々が使用するフッ素は大きく分けて2種類あります。
カルシウムとの親和性が高く、エナメル質表面のカルシウムと素早く反応してフッ化カルシウムとなりエナメル質を強くします。
即効性があるため、歯磨きが苦手な方におすすめです。
唾液と反応してフッ素イオンを放出し、歯の内部まで浸透しやすく初期の虫歯にも効果があるとされています。
注意点としては、歯垢をしっかり落としてからの使用でなければ十分な効果が得られません。歯磨きが得意な方におすすめです。
歯磨き粉の成分表からどちらが含まれているかを確認出来ますので、お使いの歯磨き粉の成分をぜひ見てみてください!
市販で販売されている歯磨き粉の多くにフッ素は含まれておりますが、日本で販売可能なフッ素濃度の上限は1500ppmまでとなっております。
そのためほとんどのメーカーは上限を超えない1450ppmの商品を販売しております。
フッ素はお口の中に残ることによって虫歯予防効果が高まります。歯みがき後には強く口をゆすがずに、10~15ml(約大さじ1杯分)のお水で軽く1回ゆすぐ程度が良いとされています。
歯科医院でしか行うことが出来ない高濃度のフッ素塗布を定期的にすることによって虫歯予防の効果が更に期待できます。
当院、かなもり歯科クリニックでは2種類のフッ素を使い分けて使用しております。
一般的に使用されている9000ppmのフルオールゼリー、アメリカでは既に10年以上の使用実績がある22600ppmの高濃度フッ素・ホワイトバーニッシュの2種類のご用意があります。
歯周病や加齢と共に歯肉が下がってしまっている方や、虫歯の治療を多くされている方は新たな虫歯が出来るリスクが高いため、高濃度のフッ素塗布がより効果的です。
また、フッ素には冷たいものがしみるといった知覚過敏症状の抑制の効果もあるとされています。
日常の歯みがきで使用する市販の歯磨き粉に含まれるフッ素に加えて、3~4ヶ月ごとの定期的な歯科医院で高濃度のフッ素塗布を行うことで虫歯予防の効果を一層発揮します。
健康な歯を維持するためにもフッ素の使用と塗布を積極的に行いましょう。
私たちは歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。皆様のご来院を心からお待ちしております。
http://kanamorisika.com/yoyaku24h/
2025/05/22
品川区の歯医者 かなもり歯科クリニック、歯科助手の鶴見です。
今回は親知らずが噛み合わせに及ぼす影響のお話をさせていただきます。
こんにちは!
歯のトラブルでお悩みの方の中には
親知らずが生えてきたけど放っておいていいのかな?
と迷っている方も多いのではないでしょうか。
実は、親知らずが噛み合わせに与える影響は意外と大きく、
放置することで口全体のバランスが崩れてしまうことも。
今回は、そんな「親知らずと噛み合わせの関係」について分かりやすくお伝えします!
親知らず(第三大臼歯)は、奥歯のさらに奥に生えてくる永久歯です。
10代後半〜20代前半にかけて生えてくることが多く
「親に知られず生えてくる」ことからこの名前がついたとも言われています。
もともと存在しない人や、骨の中に埋まったままの人もいます。
親知らずが片方だけ痛かったり、うまく噛めない状態だと、
無意識に「反対側だけで噛むクセ」がついてしまいます。
これにより顎関節や筋肉のバランスが崩れ、顔の歪みや顎の痛み(顎関節症)につながることも。
例えば、上の親知らずだけが生えていて、下の親知らずがない場合、
上の親知らずが飛び出してきて下の前方の歯とぶつかり、結果として全体の噛み合わせに悪影響が出てきます。
すべての親知らずが抜くべきというわけではありません。
しかし、以下のような場合は抜歯を検討した方が良いことが多いです。
虫歯や歯周病になりやすい生え方をしている
噛み合わせが崩れてきている
顎や耳の下が痛くなることがある
歯科医院でレントゲンを撮影することにより、生え方や今後のリスクをしっかり診査・診断してもらえます。
親知らずを抜いた当院の患者様の写真です。
左の写真が親知らずありの写真、
右の写真が親知らず抜歯後のかみ合わせの写真とレントゲンです。
こちらの写真は、側方面を撮影した写真です。
親知らずがあるときは上下の歯がぶつかって口が閉じづらく、前歯にすき間が開いているのが分かります
一方、抜歯後は上下の歯の接触が楽になり、前歯が噛みやすくなっています。
この方は歯周病の治療や奥歯の被せ物の治療を行ったこともあり、上の前歯の隙間も改善が見られます。
「なんとなく気になるけど…」と放置しがちな親知らずですが、噛み合わせや口全体の健康に大きな影響を与えることもあるため、油断は禁物です。
気になる症状がある方は、ぜひ一度歯科医院でチェックを受けてみてくださいね。
私たちは歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。皆様のご来院を心からお待ちしております。
http://kanamorisika.com/yoyaku24h/
2025/04/24
北品川の歯医者 かなもり歯科クリニックの歯科医師 林です。
歯科医院でレントゲン撮影をしたとき「親知らずが埋まっていますね」と指摘を受けたり、以前はなかった奥歯が歯茎の奥の方から生えてきたり、また上下の奥歯が腫れてきて親知らずの存在に気づかれることがあると思います。
当院では親知らずの抜歯は積極的にお勧めしています。
以下、その理由についてお伝えしていきます。
親知らずを抜かなかった場合、他の歯への虫歯、歯周病などの悪影響があるからです。
左下の写真は親知らずを指摘した当初のレントゲン像です。この時点では前方の歯には大きな問題は認められません。一方、右下の写真はその2年後に来院されたときのレントゲン像です。患者様のご都合で一時来院が途絶えていたのですが、手前の歯に、神経に迫る大きなむし歯を認めます。このケースでは残念ながら前方の歯は神経を取る処置となりました。傾斜した親知らずと前方の歯の間は適切な清掃ができないことが多く、問題が生じる前に早期に親知らず抜歯が必要なことを示していると言えます。
また以下は上顎の親知らずをそのままにしたケースです。左下の時点ですでに歯周病と虫歯の進行を認めますが歯自体は保存できる可能性があったかもしれません。一方、右下は4年後に久々に来院されたときのレントゲン画像です。神経に至る大きなむし歯と歯周病の悪化も認め、残念ながらこの歯は抜歯となりました。
このように親知らずを抜歯しなかったことで他の歯への悪影響が出るケースはしばしば認められます。
下顎の親知らずの場合、下顎骨に通る神経を損傷する「下歯槽神経麻痺」のリスクがあります。これは抜歯に伴って神経の表面を圧迫損傷してしまう偶発症です。もし下歯槽神経麻痺が起こった場合、しびれや知覚の鈍麻(唇等を触れても感じづらい)などが起こりますが、薬物療法などで平均して半年ほどで回復が認められます。それ以外にも抜歯による偶発症は起こりえますが、そのリスクを加味しても抜歯のメリットが上回る、と判断されるケースは多く存在します。
基本的には20代前半までに抜歯することを推奨しています。まだ歯槽骨が柔らかく、抜歯後の骨や歯肉の回復も早いからです。それ以降の抜歯の場合、親知らず周囲骨の回復が遅く、骨欠損が残り、歯周病のような病態を呈するリスクが上がります。
ただし、その後も抜歯の意味がないというわけではありません。もし周囲骨の骨欠損が残存しても、歯周外科的アプローチで回復を望めることもあります。それでも加齢とともに周囲骨に問題が残る恐れが高まる傾向があるため、少しでも早めの抜歯介入をお勧めします。
「親知らずの抜歯は大変で痛い」というイメージが強いので躊躇される場合が多いかもしれません。そのお気持は大変理解できますが、上記のように抜歯のタイミングが遅くなってしまったことで他の歯を守れなかったケースを日々観測します。
また、炎症が起こった後より痛みが無いうちに抜歯をしたほうが、麻酔が効きやすく、術中の痛みが少なく、歯肉の回復が早い、などメリットが多くあります。症状がないうちに外科処置を選択するのは勇気がいることかもしれませんが、当院では他の歯への悪影響が出ることが懸念される親知らずは積極的に抜歯をお勧めしています。
抜歯に関して心配事項がある場合は担当医や衛生士にお気軽にご相談ください。
当院での親知らず(智歯)抜歯の方針についてはこちらのリンクも参考になさってください。
具体的な抜歯の方法は当院の親知らず抜歯のYouTubeなどもぜひご覧になさってください。
私たちは歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、
患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し
患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。
皆様のご来院を心からお待ちしております。
http://kanamorisika.com/yoyaku24h/
2025/03/27
ホワイトニングについてはこちらから
症例概要①
年齢・性別 30代 男性
デュアルホワイトニング
(オフィスホワイトニングとホームホワイトニング両方行うメニュー)
口腔内写真
デュアルホワイトニング
施術回数 / 3回
ホワイトニング前オールクリーニング1回
ホワイトニング用マウスピース型取り1回
デュアルホワイトニング1回
お費用
施術費 / 税抜58,000円~
ホワイトニング前オールクリーニング/税抜8,000円
ホワイトニング用マウスピース型取り/税抜5,000円
デュアルホワイトニング/税抜45,000円
症例概要②
年齢・性別 40代女性
デュアルホワイトニング
口腔内写真
デュアルホワイトニング1回目
オフィスホワイトニング2回目
施術回数 / 4回
ホワイトニング前オールクリーニング1回
ホワイトニング用マウスピース型取り1回
デュアルホワイトニング1回
オフィスホワイトニング1回
お費用
施術費 / 税抜88,000円~
ホワイトニング前オールクリーニング/税抜8,000円
ホワイトニング用マウスピース型取り/税抜5,000円
デュアルホワイトニング/税抜45,000円
オフィスホワイトニング/30,000円
症例概要③
年齢・性別 20代女性
ホワイトニング
口腔内写真
オフィスホワイトニング
施術回数 / 2回
ホワイトニング前オールクリーニング1回
オフィスホワイトニング1回
お費用
施術費 / 税抜38,000円~
ホワイトニング前オールクリーニング/税抜8,000円
オフィスホワイトニング/30,000円
症例概要④
年齢・性別 20代女性
ホワイトニング
口腔内写真
ホームホワイトニング1周目
ホームホワイトニング2周目
施術回数 / 2回
ホームホワイトニング2回
お費用
施術費 / 税抜60,000円~
ホームホワイトニング/30,000円 ×2回
施術後のご飲食・リスク・後戻りについて
施術のリスク
むし歯や歯のひび割れがある場合強い痛みが出る可能性
知覚過敏の方はしみる可能性があります
大部分は一時的なもので通常数日で治癒します
施術後のご飲食について
歯の歯面を覆っている被膜(ペリクル)は
クリーニングやホワイトニングで除去され
12時間から24時間かけて再生されます
再生されるまでは色の濃い食べ物・飲み物は控えてください
後戻りについて
後戻りは必ず起こります。
歯の白さを保つために3~6ヶ月に一度のメインテナンスや、
必要に応じてタッチアップホワイトニングが必要です。
また普段のプラークコントロールや生活習慣も影響します。
当院のクレド
私たちは、歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、
患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し、
患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。
皆様のご来院を心からお待ちしております。
https://www.kanamorisika.com/yoyaku24h/
2024/12/19
症例概要
年齢・性別 30代男性
主訴 歯石をとりたい
診断名 中等度歯周病
歯周病についてはこちらから
初診時口腔内写真
デンタル14枚法を撮影し、骨の下がり具合や歯石の付き具合を確認します。
黄色く囲っている場所は歯石です。
デンタル14枚法
歯周病検査の結果
数字が書いてあるのは歯周ポケットの数値です。これが4mm以上は歯周病とします。
この方は最大で10mmありました。
赤くなっている部分は出血がみられる場所であり、炎症が進んで歯周組織が破壊されている部分とも言えます。
全顎的にも4mm以上あり、かなり深い歯周ポケットと言えます。
治療について
治療回数 / 歯石取り6回 虫歯治療4回 親知らず抜歯3回
治療費 / 歯石除去・保険治療費 約10000~円
デンタル14枚法 税抜6000円
自由診療のメインテナンス税抜14300円
治療のリスク / 知覚過敏・歯肉退縮・親知らず抜歯による咬合の変化
歯石除去前後の下顎前歯部舌側の口腔内写真・レントゲン
歯茎の中までついてしまった歯石を局所麻酔下のもと除去していきました。
メインテナンス移行時の口腔内写真・パノラマ写真
歯石がなくなり、歯茎は腫れも収まり健康的な色へと変化しました。
ずれていた噛み合わせも、親知らず抜歯により正常に戻りました。
歯周病検査の結果
初診時よりも歯周ポケットが改善しています。
ポケットが4mm以上残っている場所は経過観察をし、そこの部分の歯磨きは患者様ご自身で特に気を付けて磨いてもらうように指導をします。
歯科医師・歯科衛生士が汚れを取っても患者様ご自身のケアが行き届いていないと再度歯周ポケットを作ってしまいます。歯周病は定期検診を継続的にすることで早期発見・予防につながります。
定期検診の必要性についてはこちらから
歯周病でお悩みの方へ
歯周病の治療は正しい専門の知識を持っている歯科医師・衛生士でないと歯や歯茎を傷付けてしまったりするような、実は非常にデリケートな治療です。
当院の院長は、日本歯周病学会が歯周病治療の知識や経験を認めた歯周病専門医・指導医です。
「歯周病治療の標準的な知識を持ち、適切な治療が行える歯科医師であること」を認定された歯科医師のもとで、安心して歯周病の治療や予防をお受けいただければと思います。
当院のクレド
私たちは、歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、
患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し、
患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。 皆様のご来院を心からお待ちしております。
https://www.kanamorisika.com/yoyaku24h/
2024/11/21
品川区の歯医者 かなもり歯科クリニックの歯科医師の沼部です。
痛みはないのに歯がぐらぐらする、食事の時に揺れて少し痛む、出血がある、匂いがあり口が臭いと言われた、などがあるのは、歯周病の可能性があります。歯周病は時間をかけてじわじわと悪くなっていき症状がほとんどないため多くの人が歯周病に気付かず放置しているのが現状であり、その間にどんどん進行してしまいます。
↑重度歯周病の60代男性。歯の周りに歯石や汚れがたくさんついており、歯茎が腫れています。
そもそも、大人の歯がぐらぐらするのは以下の原因が考えられます。
①歯周病
②被せ物がとれかかっている
③歯が割れている
3つの原因を挙げましたが、大人の方で歯がぐらぐら揺れる原因の大半は歯周病です。日本人の成人のおよそ80%は歯周病にかかっていると言われています。まさに国民病です。軽度のものも含めると、40歳以上では5人中4人は歯周病患者となります。
歯周病は高血圧・糖尿病と同じように、歯周病の初期段階では自覚症状を伴わないのが特徴です。
歯周病が進行すると、さまざまな症状が出ます。以下の症状が1つ以上あると歯周病の可能性があります。チェックしてみましょう。
・歯磨きで歯肉から出血する
・歯肉が腫れる
・歯肉が下がって、歯が長く見える
・歯と歯の間に隙間が見える
・口臭がする
・疼くような鈍い痛みがある
・食事が噛みにくい
はっきりした痛みが出ることが少なく、見た目でわかりにくいことから発見が遅れてしまうケースが多く見られます。我々歯科医師でも、自分の口の中でどれくらい歯周病が進行しているのか自分では正確に判断することがむずかしい、恐ろしい病気です。
そんな歯周病はどうして起こってしまうのでしょうか。
歯周病とは歯を支えている骨が細菌感染や磨きのこしからくる炎症により下がってしまう歯ぐきの病気です。
磨き残しにより歯の表面に付着した歯垢(プラーク)が石灰化して歯石になると、歯石が付着した歯と歯ぐきの間に隙間(歯周ポケット)ができ、炎症を起こします。
この炎症が歯ぐきの内部にまで進むと、歯根膜(歯を取り囲む膜)や歯槽骨(歯を支えている骨)が破壊されて歯を固定する力が弱まり、放っておくと最終的に歯を失うことになります。
わかりやすく、家に例えてみましょう。
家の土台が柱が地盤が緩んだり、害虫によって老朽化すると、家屋を支える力を失ってしまいます。そうなると家屋全体がグラつき始め、やがては倒壊してしまいます。
同じように歯周病では、磨き残しによって歯の土台である歯槽骨がだんだん減っていき、ついには歯が抜けてしまうのです。
こちらは冒頭に載せた患者さんの口の中のレントゲンです。黄色い丸がついているところが歯石がついている場所で、その周りの歯を支えている骨(歯槽骨)が溶けてしまっています。
歯周病の原因は様々です。原因の一部をご紹介します。
歯垢とは歯の表面細菌の塊のことです。歯垢は乳白色〜黄色、オレンジ色をしています。
まず、磨き残しはお口の中の細菌によって代謝されます。さらに、代謝によって作った粘着物質で細菌は自分の周りをカバーしていきます。この細菌と代謝物の塊が、歯垢です。歯垢は細菌にとって快適な空間となり、どんどん新しい細菌が増殖していきます。
歯周病の原因菌は酸素が嫌いなので新しい歯垢にはあまりいませんが、歯垢をずっと放置してしまうことで酸素が届かない歯垢の奥深くで歯周病の原因菌が徐々に増えていき、結果として歯周病が進行します。
タバコに含まれる有害物質の薬理作用によって、歯の周りを支えるさまざまな組織が破壊されてしまいます。また、1日に吸うタバコの本数、喫煙歴(何年吸っているか)などは歯周病の重篤度と関連があります。
糖尿病の患者さんの特徴の一つに免疫力の低下が挙げられます。免疫力の低下が見られるということは、歯周病菌に感染するリスクが通常の人よりも高いです。
さらに歯周病菌が出す炎症性サイトカインと呼ばれるものが糖代謝を防いでしまい、糖尿病を悪化させる要因になります。
他にも、ストレスや疲労による体力の低下が歯周病を悪化させると言われています。
喫煙や糖尿病は歯周病を進行させるだけではなく、治療の効果も低くなると言われています。
そのため歯周病治療では、禁煙のサポートや糖尿病の担当医師と連携して全身の健康管理も一緒に行います。
歯周病には段階があります。
初期の症状の段階で発見し、治療を開始することが重要となってきます。
歯と歯ぐきの間に、プラーク(歯垢)や歯石がたまり、細菌が繁殖して歯肉が炎症を起こしている状態です。症状としては、歯肉の腫れや出血などです。
この段階であればブラッシング指導に基づく日々のブラッシングや、歯のクリーニングを1~2回行うことで、比較的短期間で回復します。
口臭や出血が顕著にでてきます。歯石の付着も目立ちますが歯ぐきの中についているので自分からは見えません。
軽度歯周病とは異なり、徐々に骨が後退しはじめます。歯周ポケットも深くなり、歯もグラグラと動揺が見られます。この段階まで進行してしまうと、歯の表面に沿って歯肉溝の奥まで付着した歯石を取り除く必要があります。(スケーリング・ルートプレーニング)
痛みを感じる時は麻酔をして痛みを最小限に抑えた状態で歯石を取り除きます。麻酔をする治療は痛みはないと思っていただいて問題ありません。
さらに数回にわたって除石を行い、歯肉の状態が改善された後に検査を行います。その際に歯周ポケットの深さが4mm以上あるところは、通常の手用器具を用いた非外科的な処置での治癒は見込めないため、歯周外科の適応となります。
中等度歯周病が進行し、歯肉が化膿して真っ赤に腫れます。骨が破壊されて後退し、歯の動揺が大きくなります。
重度の場合、非外科処置では対応できない部位があれば歯周外科(手術)にて対応します。
それでも保存不可能な場合は抜歯となります。歯周病の手術の種類はいろいろありますが、基本的には日帰りで行える手術となります。
重度の歯周病まで進行してしまった場合は抜歯を伴うこともありますので、 歯周病が進行しないうちに治療することをおすすめします。
歯がぐらぐらする症状がある時点で歯医者さんに行ってレントゲン撮影をしたり、歯周病検査をしてもらうことを強くお勧めします。
一口に歯周病といっても、その進行具合によって治療方法が大きく異なることがわかっていただけたかと思います。 重度の歯周病まで進行してしまった場合は抜歯を伴うこともありますので、 歯周病が進行しないうちに治療することをおすすめします。
当院での歯周病治療の流れです。
まずは問診票の記入をしていただきます。
その後口腔内写真の撮影・歯周ポケット検査・レントゲン検査などを行い、歯周ポケットの深さや出血の有無、歯が動いていないかなどを調べます。
歯周ポケットの深さは1~3mmまでが健康な状態。4mm以上だと要注意です。
また、当院のレントゲン検査は、デジタルレントゲンで実際の1/10のX線被ばく量でパノラマ撮影が可能。デジタル操作により撮影画像を拡大することができ、綿密な治療計画を立てることに役立ちます。
歯周病検査の結果を元に、患者さまのお悩みやご希望を伺うためのカウンセリングを行います。
患者さまが、痛みや出血、膿が出る、被せ物の違和感といったトラブルを自覚していらっしゃる場合は、まずお困りの状況の解決方法をご提案し、それらの症状が治まったあとに次の初期治療へ進めていきます。
例えば、中等度の歯周病で詰め物が取れてしまい「詰め物が取れたままで気持ち悪い、食べ物が詰まって困る」といった患者さまのケースでは、歯ぐきが腫れていたり膿が出ている状況でも、まずは取れている部分に詰め物をして日常生活のお悩みを取り除きます。
特に緊急ではなく「検診を受けたい」「歯周病の検査をしてほしい」「顎の関節が気になるけど特に痛みはない」といった患者さまの場合は、検査を綿密に行い治療計画を立てます。
歯石除去や歯みがき指導などで、歯ぐきの土台を改善させるステップです。
歯周病の原因を知っていただき、歯磨きの指導を行います。患者さまご自身の日々の歯磨きの方法が上達するように指導することが私たちの仕事でもあります。
その後、スケーラーという器具を用いて歯石を除去するスケーリングや、歯根の深い部分の歯石を除去し歯根表面を滑沢にするルートプレーニング、不良補綴物の除去や噛み合わせの調整といった初期治療へ進みます。
上記の基本治療を行ったあと、経過を見ながら再度口腔内写真の撮影や歯周病検査を行い、歯ぐきの改善状況をチェックします。
この時点で歯周ポケットの深さが3mm以下で出血もなければ治療は終了ですが、健康な状態を維持するために定期的なメインテナンスをお勧めしています。
歯周ポケットの深さが4mm以上の場合は、もう一度全体的な初期治療を行います。
歯周病が進行していて歯周組織の破壊が激しい場合は歯周外科手術を行い、破壊された歯周組織を回復させます。
外科的な処置に関しては、患者さまに選択をしていただく必要があります。
外科処置を望まない場合は、再度の初期治療で少しでも改善させる方法や 被せ物で現状を維持する方法、あるいはメインテナンスに移行し現状を維持する方法など、ご希望に添える方法を一緒に探し、インフォームドコンセントの上で治療を進めていきましょう。
SPTとは、「サポーティブ・ペリオドンタル・セラピー(supportive periodontal therapy)」の略称です。
治療が終了した後にも歯周病治療後の再発の予防と併せて、再発が起こってしまった場合に早い段階で適切な処置を施すために、 連続的な経過観察と予防処置を行います。
最近、歯周病の予防に関しては「メインテナンス」ではなく、この「SPT」という用語を使うことが、国内外の歯周病学会から提唱され始めています。
つまり、SPTはメインテナンスの中でも「歯周病のリスクが、中程度より高いレベルの患者さまを対象として特化した予防理念」といえるでしょう。
歯周病から歯を守るための最善の方法はずばり予防です。歯周病の予防は日常の習慣や定期的な歯科ケアによって実現できます。
口腔衛生と健康的な生活習慣を守り、歯周病を予防しましょう。早期の対策が将来の歯の健康を保つのに役立ちます。
歯周病にならないためにも、定期的にお口のチェックを受けることが重要です。
文献的な考察によると現在30歳の方であれば、定期的なメインテナンスで70歳までに失う歯は4本で済むのが目安です。
また、ポケットの深さが3~4mm程度ある場合、健康な状態と要注意の状態の境い目なので、2か月に1回のメインテナンスが理想的であり、このペースを維持できれば、10年間で歯を失う確率を1本程度に抑えることが可能です。
自覚症状のない初期段階で歯周病を発見し早めのケアをすることで重症化を回避できたり、症状が緩和したあとの定期的なメインテナンスが再発防止につながったりと、定期検診の役割は甚大なのです。毎日の歯みがき同様、定期検診、定期的なメインテナンスを「習慣化」することをお勧めします。
生まれつき歯周病だという方はいません。歯周病は生活の中で生じる慢性病です。
小さな時から予防を習慣化することで、将来にわたって歯周病になりにくい口腔環境を作れます。
予防が重要であることは、歯周病に限ったことではありません。
乳歯のシーラントや小児矯正などで虫歯になりにくい口腔環境を整えることは、しっかりしたプラークコントロールが可能になり、総合的に「歯を残すこと」へつながるのです。
とはいっても、お子さま自身が「将来の歯の状況」を考えられるわけではないので、ご家族の「お口の中への考え方、予防の捉え方」が重要です。
当院ではお子さまへの歯みがき指導や食育指導も行っていますので、ぜひご家族揃って予防に取り組んでいただきたいと思います。
毎日使っている歯ブラシにも、歯周病菌の繁殖は見られます。
正しいブラッシングを行っていても、歯ブラシに繁殖した歯周病菌を毎日お口の中に戻していては台無しです。
歯ブラシを定期的に交換することも大切な予防です。
一般的には、通常の歯ブラシは1ヶ月、電動歯ブラシで2~3ヶ月が交換時期の目安ですが、歯ブラシの種類によって異なります。
当院では、ブラッシング方法を指導すると共に、適切な歯ブラシの交換時期についてもアドバイスさせていただきますのでお気軽にご質問ください。
歯周病専門医・指導医とは、日本歯周病学会が歯周病治療の知識や経験を認めた歯科医師に交付する資格認定制度であり審査・試験を経て、合格した歯科医師に交付されるものです。
日本歯周病学会とは、歯周病を克服することにより自分の歯を1本でも多く残すことを目的に1957年に設立された学術団体であり会員総数は2019年9月30日時点で11,569名在籍しております。
会員の構成の特徴としては大学の臨床講座の会員以外に、基礎講座および開業歯科医の会員、加えて歯科衛生士の会員の比率が多いことです。このことは歯周病という疾患の病因、病態や治療法の多様性を強く反映しています。
歯周病学会は歯周治療における専門的知識と技術を有する歯科医師を育成するとともに、国民の口腔保健の増進に貢献することを目的として認定医、専門医、指導医等の資格を設けています。
平成28年12月31日時点の歯科医師数は104,533人 です。
学会員11,569人のうち専門医は「5年間あるいは認定医取得後2年間研修施設で研修し、さらに専門的な歯周治療の知識と技量をマスターした上で専門医試験に合格した歯周病学会員」とされ、2020年5月時点で全国で約1,125人です。 また、指導医となると2020年5月時点ではわずか273人となります。
当院の院長は専門医・指導医の資格を保持しております。資格を誇示するものではありませんが、「歯周病治療の標準的な知識を持ち、適切な治療が行える歯科医師であること」を数ある歯医者の中から当院を見極める指標のひとつにしていただければ、安心して歯周病の治療や予防をお受けいただけます。
歯周病にお悩みの患者様はお気軽にご相談ください。
いかがでしたでしょうか。歯周病について理解が深まったかと思います。
歯周病は口腔内の一般的な問題であり、適切なケアと予防策を取ることで管理できる病気です。
また、歯周病の早期発見と治療は、歯と歯茎の健康を維持するために非常に重要です。歯科医のアドバイスに従い定期的な歯科検診を受けることで、歯周病のリスクを最小限に抑えることができます。
歯周病をご自身で見つけることは難しいと思いますので、当院までお気軽にご相談ください。
私たちは歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。皆様のご来院を心からお待ちしております。
http://kanamorisika.com/yoyaku24h/
2024/10/17
品川区の歯医者 かなもり歯科クリニック歯科助手 西山です。
皆さんはどのくらいの頻度で歯医者さんでの検診に行っていますか?
『歯医者』は歯が痛くなったり、歯茎から出血があったり、虫歯の処置・歯並びの状態で矯正の処置など「治療」を行う場所と考えている方も少なくないのではないでしょうか。
近年では歯に痛みがなく、特に気になるお口トラブルがなくとも歯医者さんで定期的に検診を受ける、「予防」を行うことが健康な歯を保つ為の重要な役割があるとされています。
日本医師会の調査でも、10~70代の男女1000人の約半数が1年以内に歯科検診を受けられていることが報告されています。
では検診を継続して受けるメリットとはどんな事があるでしょうか?
放置してしまうと嚙み合わせの崩壊に繋がるような虫歯や歯周病を早期発見できることは、とても大事なことです。
虫歯であれば、黒くなっていたり、痛みが出てきたりなどの症状。
歯周病であれば、歯磨きの時に出血をしていたり、歯茎に炎症があり痛みがあるなどの症状。
これらの症状が気になるようになりやっと歯医者さんへ行くという方は少なくないのではないでしょうか?
お口の中のトラブルは、自覚症状があるまでの間進行し続けています。
痛みや出血が出るまで放置し進行させてしまうと、
最悪の場合神経を取ったり、進行の度合いによっては抜歯という形なるケースも少なくありません。
歯周病であれば、気づいたときには歯がグラグラしているケースもあるため、
自覚する頃には、治療にかなり時間がかかる状態になっているかもしれません。
検診を定期的に行い早期発見することで、そうしたリスクを大幅に軽減することもできるだけでなく、万が一虫歯や歯周病が見つかった場合にも、大きく歯を削らずに済理んだり、簡単な処置で炎症を抑えることができます。
当院では定期検診時に必ず歯周病の検査を行わせていただき、必要があればレントゲン撮影も行わせていただいております。
まず、プラーク(歯垢)というのは細菌と代謝物の塊です。
歯の表面に白色や黄白色で付着しているネバネバした物質です。
白色や黄白色であることから目でみてもわかりづらいです。
プラークはネバネバとした粘着性が強いため、歯の表面にしっかりと付着し、強くうがいをしてもなかなか取ることができません。
そして歯石というのは、プラーク(歯垢)が石灰化して固くなったものをいいます。
歯垢を最低でも2日放置すると歯石になると言われています。
そのため、歯ブラシが届きにくい「歯と歯茎の境目」や「歯と歯の間」にできやすく、
一旦歯に付いてしまうと歯ブラシなどでは落とすことができない為、
歯医者さんでしか落とせなくなってしまいます。
歯垢を溜めない為に実践して頂きたいのは毎日のセルフケアです。
歯ブラシで丁寧にブラッシングをし、フロスや洗口剤を使用して歯ブラシが届きにくい部分を除去することも大事です。
ですが残念ながら、どんなに日々のセルフケアを気を付けていても取り切れない歯垢はあります。
ブラッシングには、どうしてもその人の磨き方の癖が出ますので、磨き残しが起こりやすい歯の位置、磨くのが苦手な場所が現れてくるのです。
そんな磨き方の癖を指摘し、正しいブラッシング方法を指導してもらえるのも定期健診のメリットです。
虫歯治療により、虫歯も削って、悪いところも取り、きちんと被せ物を作って装着したのでこれで歯医者さんに行かなくて平気!と思われる方は多いかと思います。
治療をし、被せ物や詰め物をしたからといって、今後その歯が生きていく上で一生虫歯にならないというわけではありません。
被せ物や詰め物は、時間とともに劣化します。
毎日きちんと歯磨きをしているつもりでも、年齢とともに歯茎は下がる為、歯間との間に隙間が生じ、そこをしっかりと磨かなければ菌が入り込み、再度虫歯が再発してしまう恐れがあります。
定期的に検診を受けていればそういった異常を早期に発見し、対処することができます。
また新たに治療や被せ物の再製作を行わずに済むのです。
実際に何年か前に治療をし、被せ物まで行って治療が終了していた患者様が検診を受けておらず、せっかく治療で残せた歯を失ってしまっていた患者様もいらっしゃいました。
せっかく時間や治療費をかけて行った歯を失ってしまうのはとても残念なことです。
そうなってしまう前に検診でしっかりケアと予防、そして早期発見で歯を残せるようにようにしていくことが大事です。
もちろん検診時に気になるところに関してはレントゲン撮影を行い、ドクターの拝見を行います。
当院は4か月に1回の定期検診をおすすめしています。
口腔内の菌が元に戻ると言われている期間が大体4か月と言われています。
当院は毎回の検診で歯周病の検査を再度行わせていただき、お口の中の写真を撮らせていただきます。必要な箇所はレントゲン撮影も行います。
初回は検査を行い、
歯周病の数値や口腔内の状況によって次回からの治療内容を決めていきます。
治療やクリーニング、歯石除去を行ったらまた定期検診に来ていただきます。
当院では定期検診の内容を保険と自由診療の2種類でご用意させていただいております。
保険での定期検診では、初回に歯周病の検査を行い大きな問題が見つからない場合は上の歯の歯石取りを同日に行い、2回目のご来院で下の歯の歯石取りを行い終了になります。
最低で2回の通院となりますが、あくまでこれは口腔内に問題がない場合となりますので、治療は必要な箇所が見つかれば治療を別日で進めます。
自由診療での定期検診では、保険の内容を1度に行うことができ、かつ当院で自由診療のクリーニングを選択された方のみに使用しているエアフローという高機能の機械を使って施術を行っていきます。
エアフローは患者様のお好みに合わせて、水の量や水の温度まで調整可能な為、
患者様からもお喜びの声をいただくことが多いです。
詳しくはこちらのリンクを参考にしてみてくださいね。
今回は歯の定期検診のメリット、そして通う頻度お話ししましたなどお話ししました。
歯の定期検診は、歯周病や虫歯などの歯のトラブルを防ぐほかに、
トラブルが起こっている場合も早期に発見して素早く治療を行うことができる!
これが大きなメリットです。
早期発見・早期治療は歯の健康を長く保つうえでもとても重要で、
治療期間も短くなる為患者様の負担も軽減されます。
歯周病は様々な病気のリスクを上げる原因にもなります。
「4か月に1回も、、、」と思われがちな歯科ですが、その4か月で将来の自分自身の健康やお食事に大きく影響してくる前に検診を受けましょう!
私たちは、歯周病専門のクリニックとして、虫歯治療から噛み合わせまで、
患者さまの一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し、
患者様の満足を第一に、最後まで治療します。
初診のお申込みは、24時間WEBから可能です。
皆様のご来院を心からお待ちしております。
↓ ↓ ↓
https://www.kanamorisika.com/yoyaku24h/
2024/09/12
品川区の歯医者 かなもり歯科クリニックの歯科衛生士 阿部です。
春になると子供たちは学校の歯科検診があります。
何かお口の中に怪しいところや磨き残しなどの問題点があると、歯科医院を受診しましょうと用紙をもらいます。
夏休みの期間を利用して、受診するお子さまも多くいらっしゃいます。
また昔に比べて、ご両親のお子さんの歯への関心が強くなっていることから、
歯が生えて間もないお子様も来院されることも増えてきたと感じます。
歯科衛生士としては、幼い頃から歯科医院に通ってくださるのは、とても嬉しいです!
本日は子供の歯・親が子供にする歯みがきの方法、さらに乳歯の後に出てくる永久歯(大人の歯)の生える時期についてご説明いたします。
一般的には、生後4~8か月頃から乳歯が生え始めます。
奥歯の乳歯まで生えそろうのは、3歳半ごろです。
ですが赤ちゃんによって生える順番や時期には個人差があり、
あくまでも目安なので、焦る必要はありません。
通常、子どもの歯は20本の乳歯が生えています。
歯が生えてくる順番はある程度決まっていますが、こちらも個人差があるため、
あくまで目安としてください。
歯の生え始めは、歯ぐきから歯が出てくるため、歯ぐきがむずかゆく感じ、そのため赤ちゃんの機嫌が不安定になることがあります。
「歯ぐずり」と呼ばれており、赤ちゃんが今までにない状況でグズグズしていたり、夜泣きをするようになったら、もしかするとこのムズムズが原因かもしれません。
歯ぐきのムズムズを解消するために、いろいろなものを口に入れたがるようになります。
歯がためなどのおもちゃで、欲求を満たしてあげましょう。
また、冷やしたタオルやガーゼを噛ませてあげるのも良いでしょう。
歯がためは、既製品もよいですが食事への第一歩なので、
野菜スティックみたいに大きく切った野菜を、赤ちゃんに舐めさせるのも、
食への興味を持たせることができるので、とってもおすすめです!!
赤ちゃんにとって、歯みがきは上からのぞきこむ姿勢や普段触られることに慣れていない口の周りを触れたり、歯ブラシが口の中に入り込む慣れない体験です。
いきなり歯みがきをすると、びっくりしてしまいます。
まずは歯みがきの姿勢やお口の周りを触れること、お口に歯ブラシが入ってくる感触に少しずつ慣れていきましょう。
利き手に歯ブラシを持ち、反対の手で赤ちゃんの唇に指をそえて磨きます。
歯1~2本につき、歯ブラシを横に小刻みにシャカシャカと小さく動かして磨きます。
表側はもちろん、裏側もしっかり磨きましょう。
上の歯を磨くとき、「上唇小帯」(上唇の裏側と歯ぐきの間にある筋)に
歯ブラシを当てないように、気をつけて磨きましょう。
ここに歯ブラシが当たってしまうと、痛くて歯磨きが嫌いになってしまう子もいるので注意しましょう。
上唇に指を添えて少し持ち上げ、上唇小帯を保護しながら磨きましょう。
子どもの歯みがきは日々忙しい親御さんの時間もとられることから、
ついさっと仕上げてしまいたくなることもあると思いますが、子供の歯を守れるのは大人です。
①上の前歯 ②歯と歯の間 ③奥歯の溝
この3か所を優先的に磨きましょう。
磨き残しがないように、順番を決めて磨くとよいです。
この頃はおそらく生後6か月を過ぎた頃の唾液が多い時期なので、
唾液が汚れを洗い流してくれるため、むし歯になりにくい環境です。
「毎日、しっかり磨かなきゃ」と神経質になりすぎなくても大丈夫です。
まずは歯ブラシを口に入れることに慣れることからはじめていきましょう。
いきなり歯磨きをすると、びっくりして口を開けないこともあります。
お母さんお父さんの膝で仰向けの姿勢や口の周りに触れられることに順番に慣れていきましょう。
この時期、歯ブラシが難しい場合は、ガーゼで拭いてあげると良いでしょう。
眠っている間は唾液が少なく、むし歯菌が活動的なため、夜眠る前やお昼寝前は注意しましょう。
この頃には歯ブラシに慣れて、磨かせてくれるようになっていると良いですね。
また奥歯がはえる時期は、むし歯も増える時期です。
仕上げ磨きでは、奥歯の溝をしっかり磨いてあげましょう。
歯ブラシは、仕上げ用の歯ブラシがおすすめです。
ヘッドが小さく、ハンドルが長めに設定されているので、磨きやすいです。
フッ素が入った歯磨剤も一緒に使えると、むし歯予防につながるためおすすめです。
まだ、ぶくぶくうがいができない年齢ですので、ジェルタイプのものを使用しましょう。
正しい量を使っていただければ、飲み込んでしまっても問題はありません。
またこの時期は自我が芽生えはじめ、歯ブラシを自分でも持ちたがるようになります。
歯磨きの習慣をつけるうえでも、興味をもって自分でやりたい意欲は大切なことです。
積極的に歯みがきを自分でさせてみてください。
ですが自分だけでは、きれいに磨けないので、必ず親が仕上げ磨きをするようにして下さい。
またその際、こどもが持つ歯ブラシと、親が使う歯ブラシを別で用意すると良いでしょう。
乳歯がはえそろった頃には、フロスも始められると良いです。
6歳臼歯は、乳歯が抜けたあとに生えてくるわけではありません。
下の図のように、歯ぐきを突き破って生えてきます。
完全に萌出するまでに、半年ほどかかることもあり、
その間は歯茎に隠れていたり、背が低いので、磨くのが難しいです!
さらに生えたての歯は、むし歯に対する抵抗力が低いため注意しましょう。
手前の歯と同じように歯ブラシを動かしても、届きません。
ピンポイントで狙って、歯や歯ぐきの中にもぐっているプラークをかきだしましょう。
使用するのは、歯ブラシのヘッドの毛先が少し長めのものやワンタフトブラシがおすすめです!
2023年1月 日本口腔衛生学会・日本小児歯科学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会の4つの学会で 「フッ化物配合歯磨剤の推奨される利用方法について」 新たな基準が発表されました。
新たな基準では、0~5歳までに推奨されるフッ素濃度が500ppm(泡状歯磨剤であれば1000ppm)から 1000ppmに変更しました。
6~14歳の枠が廃止され、6歳以上であれば1500ppmのフッ素濃度が推奨されています。
ただし、使用量についてはご注意してください。
また歯磨き後のうがいは少ない量ですることで、お口の中にフッ化物が残り、むし歯予防につながります。
永久歯は6歳ごろに下の第一大臼歯(6歳臼歯)が生え始め、
14歳ごろまでに上下で28本の歯が生えそろいます。
第三大臼歯(親知らず)は、生まれつき欠損している場合や生えるスペースが足りずに生えてこない場合もあります。
乳歯が抜ける前に永久歯が生えてくるケースがあります。
乳歯が抜ける様子がなく、永久歯が萌出している場合は、
歯並びに影響を及ぼす恐れがあるため、早めに歯科医院を受診しましょう。
経過観察なのか抜歯する必要があるのか、歯科医師に確認しましょう。
また、まれに歯の生え変わりの時期を大きく過ぎても乳歯が抜けないケースがあります。
思春期をすぎても乳歯が抜けない場合、「先天性欠損歯」である可能性があります。
一度、歯科医院を受診してレントゲンを撮影をして確認をした方が良いでしょう。
赤ちゃんに可愛い最初の歯が生えてくると、とてもドキドキして嬉しいですよね。
これからどのように歯が生えてくるかワクワクしますよね。
今回お話した歯が生える順番を参考にしてみてください。
ですがこれは、あくまでも目安として参考にしてくださいね。
大切な赤ちゃんの歯を守るためには、
歯磨きの習慣、食習慣、日ごろから子どもの歯を観察する習慣や定期健診が大切です!!
歯が生えたら、ぜひ私たちに、歯科医院にお越しいただきお口の中をみせてださい!
歯の磨き方や歯ぐきの状態、口内炎までなんでも私たちに相談してくださいね。
そして一緒に大切なお子様の歯を一緒に守っていきましょう!
皆様のご来院を心よりお待ちしております。
私たちは、歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し、患者様の満足を第一に最後まで治療します。初診のお申込みは、24時間WEBから可能です。皆様のご来院を心からお待ちしています。
http://kanamorisika.com/yoyaku24h/