2022/02/22
品川区北品川の歯医者
かなもり歯科クリニックの歯科医師
林です
当院では可能であれば3歳から、ご家族が同席しない状態(いわゆる母子分離)での
治療やメンテナンスを推奨しています
お子さまの歯科治療においてご家族が同席したほうがいいのかどうか諸説ありますが、
当院としてはお子さま自身が主体的に治療に参加する姿勢を
大切にしたいと思っています
ご家族がいるとどうしても
「ここが痛かったんだよね?」「この歯ならびが気になるんだよね?」など
大人を介しての意見となり、お子さまの意見を直接聞けないケースが見受けられます
ご家族がいない場での治療やメンテナンスは
はじめのうちは緊張や不安があるかもしれませんが、すぐに
「こんなふうにみがいてるよ」「おうちで○○してあそんだよ」など
スタッフにたくさんお話をしてくれるお子さまがほとんどです
ひとりでユニットに座って大人と同じように治療を受けるという経験は
お子さまの自信となり
自分の歯を自分で守っていこうという主体的な姿勢につながると信じています
細かい治療内容やご家族のご協力が必要な際は治療後にお伝えいたしますので
安心してスタッフにお子さまをお任せください
またどうしてもご家族と離れることへの不安が大きい場合は
同席での治療も可能なので事前にご相談ください
2020/08/01
こんにちは!
8月に入り長い梅雨が明けてきました(*^^*)
皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。
恥ずかしながら、先日自分自身に虫歯が見つかり当院で治療を受けました( T_T)
今回私が行った治療がMTA直接覆髄法といって歯の神経を残す治療です。
久しぶりの治療で緊張しましたが院長先生やアシストに付いてくれたスタッフの方の声かけがあってとても安心して治療を受けることができました!
それほど酷くはない虫歯だと思っていましたが神経に関わる虫歯と聞き、定期的に検診に行くことが大切なことだと改めて感じることができました。
今回私が行ったMTA直接覆髄法の治療方法は当院のWebサイトに詳しく掲載しております!是非そちらをご覧ください!
これから暑い夏が始まります。皆さま熱中症には充分に気をつけてお過ごし下さい。
歯科助手 荒井
2020/05/23
04.症 例, 05.虫歯治療, 17.審美修復, 18.ダイレクトボンディング
入り口はちいさいけれど中で大きくなっている虫歯です
削ってみなければどこまで虫歯が進行しているか
レントゲンでも判断しにくい場合があります
青く染め出されているところが虫歯の部分になります
ここまで大きくなっている虫歯の場合
すべて虫歯を除去すると神経まで達する可能性があります
神経が露出してしまいました
神経が露出する可能性があったため
事前にラバーダムをかけて唾液にまみれないように処置を行っております
この状況でMTAという素材で神経の露出した部分を
覆うことにより神経をすべて取ることなく温存できる可能性があります
成功率は80-85%前後ですが神経をすべて取ることによるデメリットを考慮すると
非常に有益な治療法と我々は考えております
最後はダイレクトボンディングで修復し
治療終了です
一日の来院で終了できるのも大きなメリットです
お気軽にご相談ください
2020/05/21
04.症 例, 05.虫歯治療, 07.歯周外科処置, 15.矯 正
神経の治療を行った歯は
歯冠の高さが全くなくなってしまっている場合があります
原因としては
①もともと神経を抜く前から高さがなかった
②神経の治療をしている間に処置している歯が移動してしまった
③上の歯が伸びてきてスペースがなくなってしまった
などが考えられます
この状態のまま被せものを行うと
①高さがないのでかぶせものが取れやすい
②かぶせることができたとしても噛み合わせの面が平らになり咀嚼効率がわるい
③かぶせものが高くなってしまい歯根が折れるあるいは顎関節に負担が生じる
などが考えられます
この場合
歯冠長延長術を行い歯肉の位置を下げることで
歯の高さを回復して適切なかぶせものを行うことができる条件を整えます
術直後 当日の口腔内写真です
術前術後の口腔内写真です
この程度歯肉の位置を下げることで適切なかぶせものを行うことができます
かぶせものがよく取れる・歯根が折れるなどを経験された方は
歯の高さがなくなってしまっている場合があります
お気軽にご相談ください
2017/11/05
私たちは食事をするときに
あと18ミリ下の顎を上前方にうごかし咀嚼しようかとか
今は強く噛みすぎだから下の顎をあと20ミリ右斜め下方に動かそう
など考えずに咀嚼しています
これは全て歯根表面にあるにある歯根膜と言う組織が
反射的に脳に伝え行っているとされています
この反射的に行う運動の敏感さ(感覚受容器の数)には
歯の部分によって敏感さが違っているとされ
前歯の方では奥歯に比べ3倍その感度が高いとされています
また神経の残っている歯と神経の残っていない歯では
約2倍感度が高いとされています
そうすると単純な計算にはならないかもしれませんが神経の残っている前歯と神経を抜かれてしまっている奥歯では6倍の感度が違うことになります
この感度が低いことで咀嚼するときのリズムが狂い歯根が割れてしまったり
歯ぎしりによって
必要以上にエナメル質を削ってしまう行為につながる可能性があります
そのため当院では可能な限り
歯を抜かず神経を抜かない方法を選択し治療に当たっています
上記の症例も特に症状はありませんでしたが定期検診で撮影したレントゲン写真から
虫歯が疑われた症例です
銀歯をはずしてみると真っ黒に変色し虫歯が進行しているのがわかります
20代後半になると虫歯が進行していても症状が出ないことが多くあります
自覚症状がない状態でも定期検診を受診することで虫歯の早期発見
抜髄の予防につながると思われます
定期的なメインテナンスで天然歯を守りましょう