予防先進国から学ぶこと -フッ素を多く取り入れているー : 品川区・大田区(東京)の歯科・インプラント・歯周病なら「かなもり歯科クリニック」

予防先進国から学ぶこと -フッ素を多く取り入れているー

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予防先進国から学ぶこと -フッ素を多く取り入れているー


虫歯になったことがある人がほとんどいない国、スウェーデンではどのような予防がされているのでしょうか。

3 フッ素を多く取り入れている

フッ素を取り入れる方法ときいて頭に浮かぶのがフッ素入り歯磨き粉だとおもいます。
日本の歯磨き粉にもフッ素が入ったものが多いですね!
でもフッ素濃度が違うんです。

ここからは専門的な話になってしまいますが、
日本の薬事法で歯磨き粉に配合できるフッ素は1000ppmまでと決められています。
でも、1000ppmの最大値まで配合された歯磨き粉が薬局などの市販で出回る事はありません。

実際どのくらいのフッ素が配合されてるのかと言いますと400~500ppmが多いのではないでしょうか。

歯磨き粉の状態でこの濃度だと
うがいをしたあとはどんどん濃度は下がってしまうので、虫歯予防に効果的とはほとんど言えません。

フッ素が配合されている歯磨き粉が多く出回っているのに、虫歯になる人が多いのもわかりますね。

では、スウェーデンを見てみましょう!

市販の歯磨き粉のフッ素濃度は1000ppm~1500ppmと日本の3倍近い濃度です。

国から推奨されているフッ素濃度は
子供 ~1000ppm
大人 ~1450ppm

これを1日3回を目安に使うことで虫歯予防になると言われています。

処方箋なしで5000ppmと高濃度の歯磨き粉まで販売されているそうです!

効果的なフッ素濃度の歯磨き粉を持続的に使うことが
虫歯予防につながる
っということがスウェーデンの予防先進国とまでいわれる由縁です。

ここで不思議に思うことがないですか?

そんなに効果的なら

日本でもやればよいのでは??

はい。
わたしも思います。

ではなぜ、効果的とは言えないフッ素濃度で日本では販売されているとおもいますか?

ここからは主観の話になるのですが、

反対する意見もあるからだと思います。

詳しくは述べませんが
フッ素にも良い点と悪い点があります。
なのでリスクを回避できる濃度ということで虫歯予防に効果的とはいえない濃度に収まっているのではないでしょうか。

当院では、お子様に定期検診とフッ素塗布を行っていますが
その理由は小さい時から定期検診で歯科医院に通う習慣を身につけてもらうことで、
歯科医院が怖いところというイメージをもたずに、予防処置を受けてもらうことができます

そのときに歯磨きの方法もお伝えできて、お子さんにあったフッ素濃度の塗布で
虫歯の予防や早期発見、早期治療につながるで、いつまでも元気でいてもらえます。

ですが虫歯予防で一番効果的なのは、たまに行う歯科医院での予防処置より毎日の歯磨きに勝るものはありません。
歯科医院では市販よりフッ素濃度が高い歯磨き粉が置いてありますので興味のある方はスタッフまでお声かけてください(*^^*)

みなさんの虫歯0に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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東京都歯科医師会キャラクター よ坊さん参照

歯科衛生士 向田