2021/06/06
2021/02/09
重度の歯周病も条件を整えることで
歯周組織再生療法を行うことができます
初診時は排膿・出血がひどく
ご本人も非常にそれを気にしていらっしゃいました
下記の写真は本日術前の口腔内写真です
初診時に比べ炎症もおさまり,プラークコントロールレコードも
非常に頑張っていただけて,15%前後まで低下しました
切開は歯間乳頭を可能な限り温存するため,眼科用のメスを用い
丁寧に剥離,汚染物質の除去を行います
その後,再生療法材料を塗布・重度の骨欠損部位は合わせて骨補填材の充填も行いたしました
6-0モノクリル縫合糸にて丁寧に縫合をおこない,
プロビジョナルを装着し,可能な限り再生療法を行った部分に
咬合力がかからないように処置し,終了となります
矯正治療もあり,治療が終了するまでにしばらくかかりますが
お付き合いいただければと思います
本日はT様お疲れさまでした!
2020/12/13
01.お知らせ, 02.かなもり歯科クリニック, 06.歯周病, 07.歯周外科処置, 09.歯周組織再生療法, 27.治療
たばこは口腔内に対し,非常に悪影響を及ぼします
当院ではインプラント治療・歯周組織再生療法など
喫煙の影響で文献的に成功率が15~20%以上落ちる処置は
喫煙されている方には行っておりません
恐れ入りますがご理解の程よろしくお願い致します
喫煙をやめた方がいい理由を最近読んだ本で見つけたのでご紹介致します
『本気でFIREを目指す人のための資産形成入門』という書籍です
たばこを買わず、たばこ株を買うと
「たばこを吸う側」になるのか、「たばこ株を買う側」になるのかで、決定的に埋めがたい金銭的差異が生じます。
1.たばこを買う側になるのか
2.たばこ株の株主になるのか
仮に毎日セブンスターのたばこを一箱吸えば、約500円かかります。1日1箱吸うと仮定します。すると、1年で約18万円かかります。
その資金をたばこ株に投じるとどうでしょう。例えば米国たばこ大手の「アルトリア・グループ」に投じた場合、過去10年(2010~2019年)の株主が享受する収益率(トータルリターン)は年率15.49%でした。過去は未来を正確に映すわけではないので、例えば年率10%で試算をします。毎年18万円の追加投資を行うと仮定した場合、10年で316万円になっていたことになります。
1.たばこを買う側になる → 180万円の消費
2.たばこ株の株主になる → 316万円の利得
これは資本主義の象徴的な側面です。財やサービスを消費する側ではなく、資本家側(株主側)にいるか否かで、大きな金銭的差異が生じる好例です。たばこは依存性のあるものです。たった一度、その一度だけのたばこを吸うという行動が、その後のキャッシュフローの流れを一変させます。
20歳でたばこを吸い始め、50歳まで吸い続けた場合、
1.たばこを買う側になる → 540万円の消費
2.たばこ株の株主になる → 3200万円の利得
これが消費する側と株式を保有する側の埋めがたい差です。
私たちの医院では30年間で540万円の消費がささむ,ご説明させていただいていたのですが
実際は20歳でたばこを辞め,投資に回していたとすると30年間で
3740万円もの経済的な格差がでてくるという事なのです。
これを踏まえた上でもたばこを吸いながら歯科治療を受けるのか、と検討していただけると幸いです
当院にいらっしゃる喫煙者のうち70%の方が禁煙指導をうけ,禁煙されています
歯周病治療には,禁煙は不可欠だと当院は考えております
禁煙についてもお気軽にご相談いただけますと幸いです
2019/10/03
04.症 例, 06.歯周病, 08.結合組織移植術, 09.歯周組織再生療法, 15.矯 正, 17.審美修復
歯周病が気になり来院された患者様です
前歯の骨が溶けてしまって歯根が露出しています
御本人としては歯並びは気にはなっていますが
当初矯正治療はご希望されませんでした
歯周基本治療を終了し来院がとぎれ
何度かいらっしゃって頂いているうちに
総合的な治療をご希望されましたので
治療計画を立てました
治療のスケジュール
右下の前歯は抜歯の可能性をいたしましたが
保存をご希望されましたので
歯周基本治療 矯正治療 結合組織移植術・歯周組織再生療法
の計画を立てました
歯周基本治療終了時です
咬合模型審査 術前と術後のシュミレーションを行います
矯正治療開始半年後 大きな歯肉の退縮がみられます
歯肉の移植および歯周組織再生療法をおこないます
術後3年矯正治療終了の比較です
歯肉退縮のみられた右下の1番を抜歯して矯正治療を行う選択肢もありましたが
年齢が40代と若いことを考慮して,歯周組織再生療法をおこない
抜歯を行わずに歯列を整えることとしました
治療終了時の比較です
完全な根面被覆は得られませんでしたが
歯肉の厚みが増えさらなる歯根露出は認められていません
現在メンテナンスで通院していただいております
矯正治療・歯周組織再生療法・咬合治療と
長期の治療にお付き合いいただきました
患者様に感謝いたします
ありがとうございました!!
2016/07/16
長期的に歯周病にかかられていることを自覚されて来院された患者様です
初診時の前歯の状態とレントゲン写真です
ぱっと見た感じは異常はなさそうですが
右上の前歯に6~9mmの深いポケットと排膿が認められました
線で囲った部位では
唇側ではなく口蓋側の炎症が強く排膿と腫脹を繰り返し
口臭を家族から指摘されることもあったそうです
歯周基本治療が終了した後
患者様のご希望により歯周組織再生療法(日帰りの歯周外科手術)を行うこととしました
歯肉へのダメージを極力抑えるため歯間乳頭保存術と併用して
エムドゲインR+吸収性メンブレン+自家骨移植術を行いました
術直後の口腔内写真です
かなり 歯科の知識 がおありな患者様でしたので
術後 ご自身の術中の口腔内写真をじっくりご覧になられた後
「思ったほど大変ではなかった」と感想をいただけました 汗
術後一年後の口腔内写真です
術前と術後のレントゲン写真です
歯周ポケットも3mm以内となり
レントゲン写真でも安定していると思われます
家族から口臭を指摘されることもなくなったそうで
心からほっといたしました