2026/10/22
品川区の歯医者、かなもり歯科クリニックの歯科衛生士、深澤です。
「なんだか口の中が痛い」と思ったら、頬の内側や舌に口内炎ができていた、という経験はありませんか?食事をするたびにしみる、歯ブラシが当たるだけでも痛い。小さな傷なのに、意外と気になってしまいますよね。
口内炎は、粘膜を噛んでしまったときなどにできることもあれば、特に思い当たる原因がないのに突然できることもあります。
では、口内炎はなぜできるのでしょうか?
今回は、私たちにとって身近な「口内炎」について、その種類や原因、歯科医院を受診した方がよい状態などを解説します。

口内炎にはさまざまな種類がありますが、ここでは代表的な3つを紹介します。
最も頻度が高く、一般的に「口内炎」と言われるのがこのアフタ性口内炎です。多くは白い楕円型をしており、その周囲が赤くなるのが特徴です。
頬や唇の内側、舌などにできやすく、食べ物や飲み物が触れると強い痛みを感じます。場所によっては話すことが困難になることもあります。
人口の約2割が経験するとされ、約1~2週間で治ることが多いです。
原因はさまざまです。
・ストレスや疲労による免疫力低下
・睡眠不足による生活リズムの乱れ
・栄養不足(ビタミンB群や鉄分が足りていないことが関係します)
・ホルモンバランスの変化
・お口の中への刺激による傷(口内炎ができるきっかけになることがあります)
水ぶくれ(水疱)ができ、それが破れると痛みを伴うことが多いです。口の中だけでなく、唇の周りや手足に症状が現れることもあります。約1~2週間で治ることが多いです。
周囲にうつるものもあるため、放置せず受診することをおすすめします。
原因は、以下の通りです。
・ヘルペスウイルス感染(口の中に水疱ができたり、歯茎が腫れたり発熱することがあります)
・手足口病などのウイルス感染(口の中に水疱ができるほか、手のひらや足の裏などに発疹が現れることがあります)
・熱による火傷
アフタ性よりもえぐれたり、ただれたりするなど、深く傷ついた状態です。
原因となる刺激を取り除けば改善することが多いです。
原因は、以下の通りです。
・歯の詰めものや被せものが合っておらず、粘膜に当たって傷をつけている
・合っていない入れ歯による擦れや刺激
・頬や唇、舌を噛む癖
・薬の影響
・熱による火傷
同じ口内炎でも原因によって症状が違うため、見た目で判断するのは難しいことがあります。
また、口内炎だと思っていてもなかなか治らない場合には注意が必要です。
口の中の悪性の病気といえば、「タバコやお酒をたくさん飲む人がなりやすい」というイメージのある口腔がんがまず浮かびますが、口の中にできる悪性の病気は、それだけではありません。
口内炎のように見えても注意が必要な場合があります。
一般的な口内炎との見分け方として、次のような特徴があります。
・口内炎ができてから2週間以上治らない
・触ると硬く、しこりがある
・一部が赤や白に変色している
・原因の分からない出血や腫れがある
・舌や口が動かしにくい
・傷が長く残り、あまり痛みがない
・熱感がある、発熱している
こうした症状がある場合は、歯科や口腔外科を受診しましょう。
必ずしも悪性であるとは限りませんが、自己判断で放置するのは危険です。
※口の中で入れ歯や歯の詰め物、あるいは歯そのものが当たり口内炎を繰り返す場合、まれに悪性の病気が隠れていることがありますので、早めの受診をおすすめします。
歯が痛いわけではないのに受診してもよいのかと迷われる方もいらっしゃるかもしれませんが、問診やお口の中の確認を通して、口内炎の原因を調べ、必要に応じて詰め物や被せ物などの調整を行ったり、お薬を処方したり、専門医療機関に紹介することもできます。
口内炎が長引いたり、いつもと違うと感じることがあれば、お気軽にご相談ください。

私たちは、歯周病専門クリニックとして虫歯治療からかみ合わせまで、患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し、患者様の満足を第一に最後まで治療します。
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