2026/03/26
こんにちは。品川の歯医者・かなもり歯科クリニック 歯科医師の林です。

歯科医院で根管治療を受けた後、再度痛みが出てきて不安になったりした経験はありませんか?
治療後に痛みが出ても治療が失敗したわけではなく、実はよくある正常な反応であることも多いです。
今回は根管治療後の痛みの原因や対策についてわかりやすく解説したいと思います。
目次
過去の文献(システマティックレビュー)では、術後に疼痛が発生する頻度は数%~60%程度とのことでした。またそのほとんどが2,3日以内に痛みが消失しているとのことです。いずれにせよ大半の人が根管治療後に痛みを感じるものの、数日以内に治まるのが一般的です。
神経の切断による痛み:歯の根の先は非常に繊細です。また、根の中の神経を物理的に切断・掻爬することで一時的に「擦り傷」のような状態になります。最終的には回復する痛みであっても一過性の痛みは避けれない場合が多いです。
炎症による圧、または根管充填の圧:治療後の浸出液や出血によって歯の内部の圧力が高まったり、最終的なお薬を隙間なく詰める際、圧力がかかることで数日間違和感が出ることがあります。
噛み合わせ:治療中の歯に力がかかることで、歯根膜(歯の周りの組織)に刺激が加わり、痛みの原因となることがあります。

安静にする: 激しい運動や飲酒は血流を良くし、痛みを増加させるおそれがあるため控えましょう。
患部で噛まない: 刺激を避けるため、治療歯でのお食事は避け、反対側で食事をしてください。
冷やしすぎない: 術後すぐに軽く冷やすのは良いですが、冷やしすぎると血流が悪くなり治りが遅くなることもあります。

治療前は症状がなかったにも関わらず、治療を開始した途端に激痛や腫脹が生じる現象を「フレアアップ(Flare-up)」と呼びます。フレアアップには「ぱっと燃え上がる」という意味合いがあります。
原因は根管内の細菌叢(フローラ)のバランスが治療によって変化したり、嫌気性菌が活性化したりすることで起こります。フレアアップの定義にもよりますが、発生頻度は数%〜10%程度です。治療前よりも痛みが強い痛みが生じるため不安に感じられることが多い症状です。
炎症を起こしている歯根膜を休ませるため、かみ合わせの調整を行い、鎮痛剤だけでなく必要に応じて抗生剤を処方します。
一度フレアアップが起こると「何をしても痛い」状態とあることがあり、「処置がまちがっていたのではないか」と疑心暗鬼になる方もいらっしゃいます。
ご不安は大きいでしょうが、まずは主治医に連絡し、上記のような対応処置を相談いただきたいです。
上記のように、細心の注意を払っていても避けられない術後の痛みはありますが、当院では、この術後疼痛を最小限に抑えるために、自由診療での精密な根管治療では以下のことに取り組んでいます。

1,ニッケルチタンファイルの使用による根尖への負担軽減
2,ラバーダム防湿による細菌感染の徹底防止
3,マイクロスコープを用いた精密な根管清掃
根管治療後は通常の経過でも痛みが起こりますが、基本的には数日で治まります。痛み止めや安静、患部で噛まないなどで対応し、異変を感じたときには主治医への連絡をしましょう。
私たちは歯周病専門のクリニックとして虫歯治療から噛み合わせまで、
患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し
患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。
皆様のご来院を心からお待ちしております。
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