2018/01/27
先月のお話ですが、「日本歯周病学会60周年記念京都大会」に参加してまいりました。
今回の学会では、歯周病は全身への影響が大きいため医科との連携を取り上げるものが多くありました。
プログラムにも医科歯科連携シンポジウムが4つ組み込まれており、血管障害・非アルコール性脂肪肝・リウマチ・早産・低体重児出産・腸内細菌・炎症性腸疾患・糖尿病・慢性腎疾患・アルツハイマー病など様々な疾患が歯周病に関連することが医科の先生から発表されておりました。
次に講演で注目されていたのは、新しい歯周組織再生剤「リグロス」に関するものでした。
世界初の歯周組織再生医薬品であり、強力な血管新生作用と間葉系細胞の増殖誘導能をもつ、塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF‐2)が主成分です。
歯周病治療を専門としている当院では、いち早く認可を取っておりリグロスの販売元からもバックアップを受け、すでに再生療法で大いに役立っております。
学会に参加することで、新しい情報や多方面からの意見を取り入れるだけでなく、自分のモチベーション維持にもつながります。
本当は京都観光をしたかったのですが、学会だけでも非常に充実した時間が過ごせ満足しました。
歯科衛生士 高林