一度虫歯になった歯は二度と元に戻ることはありません。 過去に虫歯治療を行い、銀歯で詰めた歯は、10~20年経過するうちに、歯と銀歯の間に隙間ができ、知らず知らずのうちに虫歯が進行し、痛みなどで気が付いた時には、虫歯がかなり進行していて、神経に達していることがあるのです。
このような状態は通常だと抜歯
約400症例以上の歯を救済した外科手術
歯冠長延長術
当院では、ほとんど歯が残っていない根っこだけの状態でも、歯を残す治療「歯冠長延長術」を実践しております。本来もう抜くしかない歯を残すことで、歯だけではなく、そのまわりの歯槽骨の吸収も防ぐことが可能となります。院長は20年にわたり外科治療の実績と経験を重ねており、これからも多くの患者様の歯を可能な限り救っていきます。
医療法人社団 KDC 理事長/院長 金森 行泰
日本歯科大学附属病院のドクターとして研鑽を積み、歯周病専門医として勤務。
その後、三菱電機株式会社情報技術総合研究所の歯科室を担当、約2,000人の口腔衛生、口腔内環境の向上に従事。さらに充実した治療を模索し、2010年4月、品川に「かなもり歯科クリニック」を開院。
また、ほかの歯科医師、歯科技工士、衛生士ら同業種の人たちも治療を頼みにくるという歯科医師の一人。
現状の技術に満足せず、歯科治療について新しい知識が得られるのであれば…と、現在でも常に審美歯科やインプラント、噛み合わせなどの学会や研修会に積極的に参加し、歯科技術や知識の取得に取り組んでいる。
※咬み合わせはもちろん見た目も美しく回復します
検査
歯周組織検査(歯周ポケット測定など)・口腔内写真の撮影・レントゲン検査などを行い、歯周病の重症度や虫歯の進行度合いや虫歯の深さ、出血の有無、歯根嚢胞がないかなどを調べます。
それに基づき診断を行い、治療の優先順位を決定・ご説明させていただきます。
※当院では、精密な診査・診断を行うための歯科用CTを完備しております。また、精密な治療を行う十分な体制も整えております。
根管治療
重度の虫歯の場合、虫歯が神経にまで到達し、炎症を伴っていることが多いため、まず根管治療で患部を完全に除去します。
根管治療を成功させるために大切なことは、何を充填させるか(根充剤の種類など)ということよりも、その過程(感染した部分を残さずきれいに除去する工程や、充填剤を隙間なく詰める工程)です。
また当院では、精密な根管治療を行うにあたり、ラバーダムという器具を使用しています。ラバーダムとは、精密根管治療などの際に歯に装着する、ゴムのシートのようなものです。
ラバーダムは、治療中に根管内に細菌が進入するのを防ぐために非常に重要です。また、精密根管治療の際に使用する薬液から粘膜を保護したり、リーマーなどの誤飲・誤嚥の防止にも役立つので、当院では、精密な治療の実現と患者さまの安全のために使用しています。
歯冠長延長術(CLP)
歯根の深い部分まで進行した重度の虫歯に対し、歯冠長延長術(しかんちょうえんちょうじゅつ)を行い、健全な歯根が露出するように歯肉を引き下げます。
※手術前後は感染予防対策のため,十分なプラークコントロールを行います。
咀嚼および審美回復治療
歯冠長延長術(CLP)により、露出した歯にセラミックなどの被せものをすることで、咀嚼機能を回復することができます。また。見た目も美しい歯に回復しますので、咀嚼だけではなく審美的にも美しく回復することが可能です。
まずはメンテナンスに通っていただいたり、保険の範囲で治療を行い、経過観察後に後から治療をご希望頂くこともできます。
痛みどめでコントロールできる範囲の痛みです。
ご希望の方には静脈内鎮静法を用いて眠っている間に治療をすることもできます。
十年くらいかけて悪くなった虫歯は、残念ながら短期的に治せる事は殆どありません。
治療が完了するまである程度時間はかかりますが、丁寧にしっかり治療していきます。
歯周組織再生療法【リグロスまたはエムドゲイン法】
リグロスまたはエムドゲインは、歯周病によって失われてしまった歯周組織(顎の骨や歯根膜など)を再生させることができます。当院では重度歯周病でも歯周組織を再生することが可能です。あきらめずにご相談ください。
溶けてしまった歯槽骨が再生している事がわかります。
歯周病が重度まで進行してしまうと、完治しても歯肉が下がり歯が長く見える場合があります。
そこで、歯肉の見た目を回復するため、歯肉を移植することができます。
重度の歯周病の場合はもちろん、歯の破折や位置異常、不適切なブラッシング、病変によって歯肉が退縮してしまったケースでも、歯肉の再生治療が可能です。症状と原因を見定めたうえで、治療を行っていきます。
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