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2009年6月26日

高レベルの滅菌対策で院内感染を防ぐ

1991年、アメリカで歯科治療を受けた患者がHIVウイルスに感染した、ショッキングな事件が起きました。

歯科治療で使用するタービン(歯を削る器具)には、血液や汚れ、ウイルスなどの目に見えない汚れが付着していて、治療器具を介した院内感染が懸念されています。当院では、高基準の滅菌器(オートクレーブ)「DACプロフェッショナル」およびハンドピース滅菌器「DAC2」を導入し、高水準の滅菌対策に取り組んでいます。

治療後、ハンドピース(歯を削る器具)やインスツルメント(治療器具)を滅菌し、次の患者さまの治療が始まる前に、滅菌済みの器具と交換。さらに、治療日前日に滅菌処理を行い、患者さま一人ひとりごとに除菌した治療器具を個別に準備しています。

高レベルな滅菌基準で、保険診療・自由診療を問わず、すべての患者さまへの医療・ホスピタリティを提供いたします。

クラスB滅菌器「DACプロフェッショナル」
DACpro「DACプロフェッショナル」は、世界でも厳しいと言われるヨーロッパ基準EN13060のクラスBをクリアした高性能のオートクレーブで、ピンセットやミラーなどに付着した汚れや細菌などを殺菌します。

この装置は、真空状態にしながら高圧蒸気を注入し、120度以上の蒸気を装置内部に行き渡らせることで器具全体を洗浄し、薬剤では死滅しない微細な細菌さえも強力に除菌します。除菌後、装置内部は再び真空状態となり、除菌フィルターをとおったクリーンなエアーで器具類を低温乾燥させます。これにより、治療中の細菌感染の危険性を回避できるようになりました。

ハンドピース滅菌器「DAC2」
DACハンドピース滅菌器「DAC2」は、ヨーロッパ基準EN13060のクラスSを満たした、最新鋭のハンドピース専用オートクレーブです。

ハンドピースやタービンの内部には、血液や唾液、さまざまな細菌や病原菌が潜んでいる可能性がありますが、通常のオートクレーブでは完全な洗浄・殺菌ができません。これまでは1本1本の汚れを落とすために複数の工程を手作業で行うため、相当の作業時間かかっていました。こうした問題を解決してくれるのが「DAC2」です。

「DAC2」は、1台の装置で洗浄から除菌までのすべてを行い、従来の方法では除菌できなかった細菌やウイルスを完全除菌することで、患者さまを細菌から守ります。当院では、「DAC2」の導入によりインスツルメント(治療器具)を介した細菌感染を防ぎ、安全でクオリティの高い歯科医療を提供しています。


滅菌対策の必要性
厚生労働省では、一般歯科診療のガイドラインを策定し、院内感染防止に取り組むよう指導してきました。ところが滅菌対策を徹底している歯科医院は少なく、新聞で「治療後、使用したハンドピースを滅菌し、患者ごとに交換して使用している歯科医院は全国で3割」という記事が報道され、医療関係者の間に波紋が広がっています。

実際アメリカでは、治療器具を複数の患者に使い回ししたために、HIVウイルスやC型肝炎ウイルスに感染する事故が起きています。こうした事態を受けて厚生労働省では、全国の保健所などにハンドピースの滅菌を含めた院内感染対策の徹底を強く呼びかけています。

当院では、厚生労働省のガイドラインに準拠した高レベルの滅菌環境を整え、患者さまの安全と健康をお守りしています。



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